稲毛高校同窓会

同窓会会長からのメッセージ


我等の母校、千葉市立稲毛高等学校は眼前に稲毛の浜が広がり、県都千葉の中心にあり、千葉はまた地球の中心に位す。我等はこの地球の中心より、「真摯・明朗・高潔」という校訓を念頭に、人工埋立地より開校せし草創期の教職員および在校生たちの熱き魂を胸に、社会の様々な分野で活躍する同窓会員たちの類稀なる叡智を介して、宇宙の森羅万象を観察し、人情の機微を察知し、あげて個人と個人の親睦を深め、母校の発展に寄与するという二兎を追わんとす。

個と全体との幸福なる共生を追求せんとす我等は彼の幼稚なる理想主義者のドン・キホーテと同じく嗤われるべきであるが、応、嗤わば嗤え、我等は日本のドン・キホーテたちである。傍観者のごとき人生を歩むことを良しとせずに集いし有志、分け隔てのない老若男女たちの尽力により、いまここに発足30周年を迎える稲毛高等学校同窓会は、有志の人びとの城砦、陣地、かくれ家、聖堂、寄港すべき港、そして憩いの館なり。

我等は只今より、銀色の襟飾を確りと締め、紺色の背廣を羽織り直し、稲毛の浜より吹きわたる潮風に耳を傾け、碩学の恩師たちより受けし無数の薫陶を甦らさん。まぶしいほどに光り輝きし高校時代の思い出話に花を咲かさん。そうして、先輩より後輩へ、過去を未来へ、よりよく繋げんと欲す。


なを、上の拙文は、井上ひさし氏による遅筆堂文庫堂則を模して書いてみました。